【帰国子女の嘆き②】台湾の日本人学校はいじめのない天国だった!?その理由は?
你好٩(ˊᗜˋ*)و
前回から始めた帰国子女の嘆きシリーズ。今回は第二回です。
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一抹の不安を覚えながらも台湾へ出発。台湾では日本人向けの小学校に通うことになりました。英語も台湾語も話せない私は果たして学園ライフを楽しむことができたのか。
結論としてはとても充実した学園ライフを送ることができました。なぜなら台湾の日本人学校はいじめのない天国だったからです٩(ˊᗜˋ*)و
どうしていじめがないのかには
という理由がありました。
※以下は個人の体験によるものです。
お互い転校生同士だから境遇を分かり合える
私が通ったのは小学校高学年から卒業までの間。通常の学校ですと低~中学年で友人関係やスクールカーストはある程度できあがっているはずです。しかし、そこは台湾。親の都合で急遽転校してきたり、別の学校に転校していったりと入れ替わりが激しいのです。
なので、ある程度の範囲のグループはできあがっているものの、新入りだからいじめられるということはありません。自分も新入りを経験しているためです。むしろ新しい子が来たと歓迎してくれて、重度のコミュ障である私ですら友達ができるのに時間はかかりませんでした٩(ˊᗜˋ*)و
いじめという文化のない楽園がすでに出来上がっている
入りたては新入りに対するいじりは多少ありましたが、いじめというものは全くありませんでした。先生の目も非常によく行き届いていました。小学校~中学校でありがちなのが、体育ができない子に対するいじめ。チーム分けではぶられたり、悲しい思いをする子は多くいると思います。
私は体育が大の苦手です。クラスに一人はやばいくらい運動のできない子がいたと思いますが、まさにそのやばい子です。アメトークというテレビ番組で運動神経悪い芸人が取り上げられたことがありますが、あれは私の日常の姿です(´·ω·̥`)
象徴的に感じたのがその体育の授業。日本の学校では体育といえば運動のできる子が日の目を浴びる格好の機会。ですが、日本人学校では運動のできない子も日の目を浴びます。みんなから声援を受けるという形で。水泳25m、跳び箱7段、運動のできない子には鬼門です。しかし、できるようになるまで先生や同級生がしっかりと指導・手助けをしてくれて、これらの課題もクリアすることができました。
ハイスペックな同級生が集うのでいじめしてる暇なんてない
同級生はすでに塾で3学年上の勉強をしていました。地元の中学校やインターナショナルスクール、日本の良い学校に通うためなど理由は様々です。学力だけで言えば小学生が中学生の中に飛び入りさせられるようなもの。学校の授業は日本と同じくらいの早さで進みますが、先取りしている同級生に追いつくために必死で勉強しました。
少し前から取沙汰されているダンス、ディベート、ディスカッション。これらは20年前から日本人学校で積極的に導入されていました。もちろん生徒は全員全力で参加します。手を挙げない生徒など一人もいませんでした。
語学については、片方の両親が台湾人の子もいて、日本語、マンダリン、台湾語のトリリンガルなんていう子もざらにいました。末恐ろしいのは日本人の校長先生の朝礼を同時翻訳する怪物クラスの語学力の同級生もいました。彼らは学校で言語を使い分けることはありましたが話せないことに対していじめるということはありませんでした。
転校の痛みを知っていること、いじめという文化がはびこらない環境、ハイスペックな同級生と教師陣。これらが合わさるおかげで日本人学校ではいじめが起きにくいのかもしれません。そのおかげで私は短い期間でしたがとても楽しい台湾ライフを過ごすことができました。
最後に悲しかった出来事をひとつ。それは日本人学校で育った友人が帰国後にいじめられてしまったこと。彼にとっていじめは悪いこと。転校した先の学校でいじめられた子を助けてあげたところ、巻き込まれてしまったそうです。新入りが生意気だと。いつまでいじめなんて下らないものに消耗しているのでしょうか。暇があったらプログラミングと英語でもやっとけと。
国内でいじめに悩んでいる子がいたら、一度海外に出てみるのもいいかもしれません。そう簡単にできることではないかもしれませんが、世界中を探せば必ずあなたの味方はいます。今日は少し希望のあるお話でした。それではこの辺で٩(ˊᗜˋ*)و